【Webライティング】入力ミスを確実に減らせる4つの方法【誤字脱字で信頼を失う前に】

 

誤字脱字などの入力ミスは、書き手の評価を著しく落とします。

たった一文字の誤植のせいで、築いてきた信頼を失うことも……

 

突然ですが、2013年度の日本アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞した『舟を編む』という映画をご存知でしょうか。

松田龍平さんが演じる作中の主人公・馬締(出版社の辞書制作部勤務の編集マン)はある日、出稿が間近に迫った新作辞書の誤植に気づきます。

誤植に気づいた馬締は、、、

   

馬締

ミスが一つでもあるということは、他にもあるかもしれない。

たった一文字でも、間違いのある辞書が信用してもらえるはずがない!

 

と判断し、社員とアルバイト全員に「今日から泊まり込みで読み直しをお願いします!」と直訴。それから連日連夜にわたる鬼作業を経てついに、新作辞書は発売の日を迎えることができたのです。

辞書一冊を丸ごと読み直すのに比べたら、ブログの3,000文字程度など、めんどくさいのうちに入りませんよね。

 

 

一文字のミスも許されない字書づくりのプロの仕事に、目頭が熱くなりました。

ちょっと極端ですが、私は文章チェックする際に、よくこの映画のことを思い出します。

 

ちなみに「舟を編む」は「Amazonプライム会員」で無料視聴できますよ。

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(※無料対象外に変更されている場合があるので、サイト先でご確認ください)

 

記事やブログを書く以上、誤字脱字ゼロはマストであるべき

 

話を戻しますが、ネットニュースなんかを見ていると、けっこうな確率で誤字脱字って見つけますよね。

 

 

 

 

読み始めて早々に誤字を発見し、読む気を失った経験は誰にでもあると思います。

「ミスは仕方ないじゃん。人間だもの」

「べつに辞書作ってるんじゃないんだから」

と言いたいキモチもわかりますが、文章に関わる仕事をしている以上、誤字脱字ゼロはマストであるべきです。

 

そこで今回は、某広告代理店の編集者兼ライターである私が、実践で得た知見を踏まえて「入力ミスを確実に減らせる4つの方法」を紹介します。

自筆の文章は客観視しづらく、ミスがあっても気づきにくいものですが、やり方しだいでかなり改善できますよ。

 

「誤字脱字多すぎ」ともう言われない! 入力ミスを確実に減らせる4つの方法

 

  1. 執筆後、一晩寝かせる
  2. 原稿をプリントアウトして音読する
  3. 文章を単語に「ぶつ切り」して読む
  4. 校正・校閲ツールを使う

 

執筆後、一晩寝かせ

 

書いた直後は記憶が新しい状態です。執筆時と同じテンションで見落としする可能性が高くなるので、文章を一晩寝かせ、スッキリした頭で見直すのがベストです。

時間的に可能なら翌々日まで寝かせましょう。時間が空くほど客観的に見ることができます。

「30分も寝かせてるヒマないよ」って場合は短時間でもいいので、書くことから一度離れましょう。

物理的な距離と時間をおき、自分目線をできるだけ外すことが大切。その際、「書くこと」とできるだけ離れたアクションを取り入れると効果的です。

たとえば、デスクから離れて外を10分散歩する。熱いシャワーを浴びる。コーヒーを淹れる。クラシックを1曲聴く。トイレの個室に入ってスクワットをするとかでもOK。

 

より「冷めた視点」で文章を見直すことができれば、誤字脱字だけでなく論理破綻にも気づきやすくなりますよ。

  

② 原稿をプリントアウトして音読する

 

ディスプレイ上でのチェックは文字を追いづらいので、誤字脱字を見落としやすいです。

わたしが普段よくやっているのは、原稿をプリントアウトしての音読チェック。指さし確認や赤入れもしやすく、チェック精度が高まります。

環境的に大丈夫なら音読しましょう。実際に声に出してみると、「一文が長すぎる部分」や「発音しにくい部分」「言葉遣いに違和感がある部分」を発見しやすくなるので。

たとえば一文が長すぎる文章は主語と述語の距離が遠い場合が多く、文章の始めと終りでミスマッチが生じている場合があります。

発音しにくい部分は、書き方自体がまわりくどかったり、馴染みがない熟語や専門用語などを必要以上に使いすぎている場合も。

言葉遣いに違和感がある場合、前後の文章との重複や、適切な言葉選びができていないことで読み手の解釈が変わっている可能性があります。

 

プリンターは印刷できればなんでもいいです。Canon「PIXUS TS3330」とか安価ですが、機能的には十分なので1台あると重宝しますよ。

 

 

 

③ 文章を単語に「ぶつ切り」して読む

 

文章で読むと、無意識に文脈や内容も読み取ろうとしてしまうので、誤植や文章の違和感に気づきにくくなります。

なので単語に「ぶつ切り」にして読むのがおすすめです。

↓たとえば以下の感じ

誤字/脱字/を/見落とさない/コツ/は/、/文章/で/読まず/に/「/単語/で/ぶつ切り/」/に/する/こと/です/。/

 

また、書いている途中に都度立ち止まって、誤字脱字チェックするのはよくないです。

「書く」と「チェックする」を同時にやるとせっかく浮かんだアイデアが消えてしまうし、リズムや勢いも失ってしまいます。

書くときは書くことだけに集中し、誤字脱字チェックときっちり分けてやりましょう。

  

④ 校正・校閲ツールを使う

 

校正・校閲ツールは、無料で使えるものから有料のものまでたくさんあります。

PCに「Microsoft Word」が入っているなら、自動で修正部分を表示してくれる「スペルチェック機能」と、校正・校閲の履歴を表示する「変更履歴の記録機能」を活用しましょう。

無料ツールならユーザー登録なしで使える「Enno」がおすすめ。ブラウザにコピペするだけでタイプミスや変換ミス、スペースのエラー、文字化けなどをチェックしてくれます。

ただ精度や機能は「それなり」なので、私は 文章作成アドバイスツール【文賢】 を使っています。有料ツールですが、使い勝手が良いので紹介しておきます。

 

某広告代理店ライターの私も使うライティング支援ツール「文賢」

【画像出典】文賢公式サイトよりスクリーンショット

 

使い方は簡単。文章をブラウザにコピペするだけで、AIが文章チェックしてくれます。

  

1万文字以上のボリュームでも数秒でチェック完了

 

私が主に使う機能は4つです。

  1. 校閲支援
  2. 文章表現支援
  3. 推敲支援
  4. チェック形式のアドバイス機能

① 校閲支援

 

  • 誤字脱字
  • 誤用しやすい言葉
  • ら抜き言葉
  • 重複
  • 半角・全角の表記ゆれ
  • 差別表現や不快語

 

などをさまざまなチェックポイントからチェックし、誤った使い方になっていないかアドバイスしてくれます。

 

② 文章表現

 

より表現豊かで、もっと生きた文章にするために、「言い換え」「類語」「慣用句」「たとえ表現」などを提案してくれます。

たとえば、「衝撃を受けた」という表現を、ウィットに富んだ感じで言い換えたいとした場合、以下のような表現例を提案してくれます。

アナゴさんがマスオさんよりも年下だと知った時の衝撃

言い回しが思いつかない時の参考になりますよ。

 

③ 推敲支援

 

文章を読みやすく、わかりやすく伝えるためのアドバイスをしてくれます。

たとえば、

・ 同じ助詞、「が」「の」「は」などが続けて使われている箇所を指摘

・ 同じ文末表現、「です」「ます」「でした」などが続けて使われている箇所を指摘

・ 漢字よりもひらがなで書いた(ひらく)ほういい箇所を指摘

 例)

敢えて → あえて

後で → あとで

更に → さらに

・ 冗長な文章の指摘

〜することができる → 〜できる

といった具合ですね。

 

④ チェック形式のアドバイス機能

 

・「主語」と「述語」の距離は近いですか?

・できるだけ最初に「結論」を書くようにしていますか?

・「箇条書き」を用いて、整理できる箇所はありませんか?

 

といった具合に、第三者視点から「こうすればもっと良くなる」のアドバイスをしてくれます。

さらに「音声読み上げ」や「文字数カウント」などライティング精度を高める機能が充実してます。

そんな文賢が気になっている人たちは多いようですが、無料お試し版がないこともあり、購入を迷っているの声も多くみられます。

 

 

 

 

わたし的には、 文章作成アドバイスツール【文賢】の費用対効果は抜群です。

使い始めてからは、文章をより客観的に読み直せるようになった実感があり、校正・推敲に割かれていた時間・労力が大幅に削減されました。

誤字脱字を指摘されることが多い人や、校正・推敲に割かれる時間を短くしたい人には “使えるツール” だと思いますよ。

»文賢】公式サイト(※無料のオンライン説明会を随時開催中)

 

【結論】文章の質を引き上げれば入力ミスも減っていく

 

入力ミスを確実に減らせる「4つの方法」のおさらいです。

  1. 執筆後、一晩寝かせる
  2. 原稿をプリントアウトし音読でチェックする
  3. 文章を単語に「ぶつ切り」して読む
  4. 校正・校閲ツールを使う

 

なかでも手っ取り早くて、即効性が見込めるのは④でしょうね。記事の質や生産性、クライアントや読み手の信頼性を担保するためにも、ライティング支援ツールは積極的に使っていくべきだと思います。

私が文賢を使っていて「一番メリットがあった」と感じるのは、自分のミスの特徴と傾向を把握できたことです。

ミスしやすいところが事前にわかっていると、おのずと意識が向かうので、見落としが減りますし、ミスをしても早く気づくことができます。

人の目だけで入力ミスを防ぎ続けるのはしんどいし効率もよくないです。ライティングのスキルアップを図るうえでも、文章作成アドバイスツール【文賢】 のような支援ツールに投資する価値は十分にあると思いますよ。

 


»【文賢】公式サイトへ(※オンライン説明会を随時開催中)

 

 

ご精読ありがとうございました!

本記事が「誤字脱字多すぎ」ともう言われたくないあなたの一助になれば幸いです。

 

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ABOUT US
HiraQ編集者/WEBライター/WEBデザイナー
都内の某広告代理店勤務。Web広告のライティング、編集、デザイン業務に従事。当サイト(Writehack.-ライトハックドット-)では主に、Webライターやブロガー、Webデザイナーに役立つ記事をゆるく発信。山梨出身。いて座のO型。犬より猫派。ラーメンは塩派。サッカーはプレミアリーグが好き。