【最短】良質なブログ記事を書くための素材の集め方

 

自分の得意ジャンルではない題材で記事を書くときって、素材(情報)を集めるのが大変ですよね。また、素材をひと通り集めた後で、取捨選択するのもひと苦労です。

自分の得意ジャンルでなくても筆をスラスラと走らせるには、書くために必要な情報だけを効率よくインプットし、迷いなく書ける状態になるまで落とし込む必要があります。

そこで本記事では、某広告代理店の編集者兼ライターの筆者が、実践で得た知見を踏まえて、良質なブログ記事を書くための素材の集め方を解説します。

記事を書く際の素材集めで毎回苦戦してしまう人は、このまま3分ほどお付き合いください。

 

良質なブログ記事を書くための素材の集め方【ポイントは3つ】

 

①:メモアプリを活用する

 

記事を書くための素材やアイデアは、いつどこで発見し、思いつくかわからないので、忘れないうちに即メモれて、管理もしやすいメモアプリを活用しない手はありません。

私は、iPhoneやMacにデフォルトで入っている『メモ App(iOS純正)』を使ってますが、以下のような強みがあり、使い勝手は抜群です。

✔ デバイス間(パソコン、スマホ、タブレット)での同期が速い

✔ メモりたいと思ったときに即メモれる機動の速さ

✔ 直感的な操作でフォルダの仕分けや作成がしやすい

✔ 手書きやプリントアウトされた書類をスキャンしてデータ化できる

✔ 空白状態のメモは自動で削除されるので、手動で消す手間を省ける

✔ Apple Pencilでの描画性能が高く、ノート感覚でスケッチできる

✔ チェックボックスやリスト、表作成などもカンタン

 

私のメモApp活用法はいたってシンプル。まずクライアント名や案件名、訴求軸などでフォルダを作成し、ぱっと見で判別できるタイトルを付けてラベリングします。

次に、メモ帳を新規で作成し、大まかなプロット(記事の設計図)をつくります。

続いて、仮のヘッドライン(記事のタイトル)と仮のサブヘッド(各見出しのタイトル)を立てます。その見出しのブロックにはどういった内容が入り、読み手に何を伝えることが目的なのか、要素を箇条書きで書き出します。

各見出し(ブロック)ごとで取り扱う要素が決まったら、それに関連する素材(情報)を集めていきます。

この段階では余計な先入観は挟まず、使えそうと思ったテキストやサイト、画像などのデータなどをどんどんフォルダに放り込んでいきます。

素材を探している途中で、知らない用語が出てきたり、一次ソースかわからないといった場面も出てくると思いますが、「★ 一次ソース要確認 」などとメモを残して、いったん先送りでOKです。

情報の出所や真偽の確認は、素材の取捨選択の際にやればいいので、素材を探すときは、ひと通り集めることだけに注力しましょう。

また、素材を集めていく過程で、その素材を良いと思った理由や気づきをメモしておくのもおすすめです。

その視点は、他の人にはないあなただけの体験であり、競合との差別化につながる独自の情報になり得るからです。後々で意外なヒントになったり、新しい切り口として使えたりすることがあります。

 

②:素材は、スキマ時間でコツコツ集める

 

「書くための素材集め」は、そこまで高い集中力を必要とするタスクではないですが、リソースはできるだけ抑えたいので、わたしはスキマ時間にコツコツ集めることが多いです。

・駅のホームで電車を待っている間

・電車に乗っている時間

・レストランで料理が運ばれてくるまでの間

・待ち合わせまでに空いた時間

などなど

経験則から言っても、素材集めをスキマ時間でササッとやろうと、まとまった時間を確保して集中的にやろうと、収穫量にたいした差はありません。

「今ちょっと時間できたから、案件Aの素材を集めておくか」的なゆるさで進めたいったほうが、心理的な負担も少ないかと思います。

 

③:素材は、たくさん集めてから削る

 

集めた素材を効率よく選定するやり方を「5ステップ」にすると、以下のようになります。

①:全素材を箇条書きに書き出してプリントアウトし、一覧で見える状態にする。

└紙面で確認するのを推奨しますが、「xmind」のようなマインドマップツールでもOKです。

②:内容が重複してる素材は一つにまとめる。

③:サブヘッド(各見出し)のブロックごとに素材を振り分ける。

④:振り分けた素材を、重要度の高い順(S・A・B・C )でランク付けする。

└ここでいう「重要度の高い順」というのは、読み手が知りたい情報(=求めている情報)のことを指します。読者ファーストの観点で、重要性が低いもの(読み手が求めてない情報)はバッサリ切り捨てていきます。

⑤:取捨選択した情報を、効果的に伝えるための文章量、順番、見せ方(画像やデータなどを添える)を考える。

└客観的に見て、一番しっくり来る(=わかりやすい)」と感じられる流れになるまで、構成や使用素材の選定を精査する。

⑥:迷わず書ける状態にまで素材を落とし込めたら、再度プリントアウト。それを見ながらライティングしていきます。

 

素材集めがめんどくさい人

なんか周りくどくないなぁ。集めながら書いていけばよくない?

 

それで迷いなく最短で書けるのであれば、問題ありません。

ただ、集めた素材を精査せずに書き進めると、高確率で以下のような事態に陥ります。 

・書いてる途中で素材が足りないことに気づき、再度素材を集めにいく羽目になる。

・素材の取捨選択ができていないと、どの素材をどのブロックで使い、どの素材は使わないかを都度確認する羽目になり、余計なリソースをとられる。

このように「集める」と「書く」の同時進行は、書き手に“迷い” を生じさせます。

素材の精査が十分に済んでいなければ、筆を止めずにスラスラと書き進めることはできません。書いている途中で判断に迷うと文章のリズムが悪くなり、記事の勢いも失われてしまいます。

つまり時短にならない。そのため、

素材をたくさん集める → 取捨選択する → 一気に書き上げる → 推敲する

が圧倒的に効率のいい書き方であり、読み手がスラスラと一気通貫できる文章に仕上げるためにも必要な手順なのです。

  

素材集めを時短できたぶん、推敲やチェックに時間を充てられる

 

情報を過不足なくインプットできれば、ピント外れな素材を使うこともなくなり、良質なブログを書くために必要な素材だけを見抜ける目が養われていきます。

使う素材さえ決まっていれば得意ジャンルではない題材でも書きやすくなり、書き上げる時間の大幅な短縮につながります。

さらに空いた時間を、推敲・チェック作業に充てることで、記事のブラッシュアップが図れるでしょう。

 

ご精読ありがとうございました。

素材集めに苦戦しているあなたの一助になればうれしいです。

  

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HiraQ編集者/WEBライター/WEBデザイナー
都内の某広告代理店勤務。Web広告のライティング、編集、デザイン業務に従事。当サイト(Writehack.-ライトハックドット-)では主に、Webライターやブロガー、Webデザイナーに役立つ記事をゆるく発信。山梨出身。いて座のO型。犬より猫派。ラーメンは塩派。サッカーはプレミアリーグ派。