都内の某広告代理店で、WebデザイナーをしているHiraQです。
うちの会社にもデザイン制作部はありますが、クラウドソーシングサイト経由で外部デザイナーに発注することもわりとあります。

ランサーズ やココナラ、クラウドワークス、Bizseek などいろいろありますが、わたしがよく使うのは、「得意を売り買いココナラ~♪」でおなじみの ココナラ です。
わたしは ココナラ で依頼した外部デザイナーさんで失敗した経験はないのですが、

イメージしてたのと全然違う!
依頼書はちゃんと書いたのになんでこんなに伝わってないの? 修正がかさみすぎて期日に間に合わないよ〜(泣)
といった声はわりと聞きますね。
でも大抵の場合、「問題は発注した側にある」と思っています。
そこで今回は、外部デザイナーへのデザイン制作依頼で、わたしが気をつけているポイントを5つ紹介します。

ほぼ毎回、“修正ゼロ” で済ませているので、デザイン外注に苦手意識のあるあなたの一助になればうれしいです。
もくじ
デザイナーへの依頼を “ほぼ失敗ゼロ” にする方法【ポイントは5つ】
- 発注側と受注側の “感覚” をすり合わせる
- スケジュールに余裕をもたせる
- レスポンスは早めに
- 依頼書は「過不足なく伝える」ことが第一
- 疑問出しをしやすい空気をつくっておく
一つずつ深掘りしていきますね。
①:発注側と受注側の “感覚” をすり合わせる

デザイン依頼に限った話でもないですが、「いい感じにして」「クールな感じで」「大人っぽい感じで」のようなフワッした伝え方をしがちという人は要注意です。
言葉から連想するイメージ・感覚は人によって違うので、伝え方が曖昧なほど認識ズレは起きやすくなります。
「イメージしてたのと全然違う」が起きるのは、発注側と受注側の “感覚” にズレがあるからです。
以下あたりを意識して、感覚をすり合わせましょう。
②:スケジュールに余裕をもたせる

デザイン制作は、発注側が思っている以上に時間がかかるものです。
「時間をかければクオリティも上がる」ってほど単純じゃないですが、時間に余裕がなければクオリティは下がる傾向はあります。
余裕を持ってスケジュールを組めば質を担保でき、予期せぬ修正や変更があっても慌てずに対処しやすくもなるでしょう。
また、修正ルールに関しては、受注前に細部までしっかりと詰めておきましょう。
修正対応ルールはデザイナーによって異なりますが、受注前にしっかりと説明してくれる、プロフィール欄などで詳しく書かれているデザイナーは信頼できると思います。
「修正は応相談」みたいにフワっとしてると高確率でスケジュールが狂い、修正回数もかさんで予算オーバーになりかねません。

デザイン制作で予定外のケースが発生することは日常茶飯事ですよね。
スケジュールは常に余裕をもたせるよう意識したいものですね。
③:レスポンスは早めに

人気のあるデザイナーの大半は、複数の案件を掛け持ちしています。
基本的にスケジュールがカツカツなので、発注者からのレスポンスが遅いと非常にモヤリます。
稟議中などで返事を保留にしている場合であっても、納品物を受領した旨はきちんと伝えておきましょう。
あなたからのレスポンスが遅くなるほど、相手の反応・反応も遅れます。
コミュニケーションコストをできるだけかけたくない場合は、前もって連絡可能な時間帯を指定しておけばいい話なので、煩わしさもそこまでないはずです。
④:依頼書は「過不足なく伝える」ことを第一に考える

依頼書を完璧に書こうとすると、かなりの時間と手間がかかります。
また、発注者自身がうまくイメージできてなくて、言葉で説明するのが難しい部分もありますよね。
わたしは依頼書を書く際に意識しているのは、「過不足なく伝える」ことです。
「デザイナーが指示書を一読した後、迷わずサクサクと作業に取りかかれるか?」を第一に考えるようにしています。
そのうえで必要な情報を最大限に、最小限の分量で書かれているがの理想ですね。
⑤: “疑問出しをしやすい空気” をつくっておく

クラウドソーシング経由で依頼した初めての外部デザイナーとやり取りしていると、「技術と実績は◎だけど、ヒアリング能力は△だな」と感じることがあります。
そこでわたしは、依頼書に下記のようなメッセージを添えて、“疑問出しをしやすい空気” をつくるようにしてます。
作業するうえで疑問や不安に思う点がありましたら、些細なことでも全然かまいませんので、ご遠慮なくメッセージくださいね!
依頼の質が高い人は、「自分がデザイナー(仕事を受ける側)なら、どういった点を配慮してもらえると嬉しいか?」を想像力豊かに考えることができます。
一方で依頼の質の低い人の多くは、指示や要望を伝えることに頭がいっぱいで、受注側の疑問や不安をうまく巻き取ることができていないように思います。
疑問だしをしやすい「フレンドリーな空気」になっていれば、デザイナーは「???」と思う点が出てきても、すぐに質問して潰すことができます。認識ズレを起こしたまま作業を進めてしまうといった事態も回避できるでしょう。
結果、制作物のクオリティーの向上、納品のスピードアップにもつながっていきます。
広告代理店のWebデザイナーの私が使う、おすすめのクラウドソーシングサイト4社

最後に、某広告代理店のWebデザイナーの私が、実践で得た知見からオススメするクラウドソーシングサイト4社を紹介しておきます。
①:ランサーズ(Lancers)
✔ ベンチャーから大手企業まで利用実績は350,000社以上と圧倒的。日本最大級のクラウドソーシングサイトです。
クライアント(発注者)とランサー(受注者)が匿名で、サイト制作からシステム開発、デザイン、コピーライティングまでさまざまな仕事の依頼・提案ができます。
初めての外注なら、ランサーズで感覚を使むのがオススメですね。
②:Coconala(ココナラ)
✔ サービスカテゴリ200種類以上、サービス出品数30万件以上、累計取引件数350万件以上。会員数130万人を超える日本最大級のスキルマーケットです。
イラストやロゴ、名刺のデザイン、Webサイトの制作から恋愛相談に本格占いまで、あらゆるジャンルのスキルや知識、経験を売り買いできます。
ちなみに当サイト管理人のプロフィール画像は、ココナラ で見つけたデザイナーさんに制作してもらったものです。
イラスト1点の相場って2,000円~3,000円程度ですが、1,000円の激安価格でした。
実物よりもカッコよく描いてもらえましたし大満足(笑)
③:Crowd Works(クラウドワークス)
✔ 大企業や政府をはじめ、70万社以上が利用する日本最大級のクラウドソーシングサイト。
クライアント(発注者)ならびメンバー(受注者)双方の質や使い勝手、コミュニケーションのしやすさなど総合的にバランスが良いです。
案件はプロ向けの内容から、スキル不問の初心者向けまで豊富に揃っています。
④: Bizseek(ビズシーク)
他社よりもひと回り安い手数料が特徴です。仮払い・成果報酬制度を採用しており、やりとりにはBizseekを通すため、安心・確実な報酬の受け渡しができます。
ネットでのやりとりは予期せぬトラブルにつながることも多いので、外注が不慣れな人にも使いやすいと思います。
依頼案件もシステム開発からデザイン制作、Webライティング、軽作業まで計50種類以上と幅広く対応してますよ。

ご精読ありがとうございました。
デザイン外注で失敗したくないあなたの一助になればうれしいです。
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