【ブログ】 書く気が起きないを解決する方法【行動が先、やる気は後】

 

個別指導スクールIEのCMで「やる気スイッチ」なんて言葉が出てきますが、脳には、「側坐核(そくざかく)」という部位があります。

側坐核は、人間のインターフェイス(接続装置)ともいわれる重要な神経核で、この側坐核を上手に刺激してあげられると、「自然にやる気が出る」ことがわかっています。

側坐核は、いわゆる「やる気スイッチ」で、このスイッチをONにするための条件は、実際にその行動をやり始めることです。

ブログなど記事を書く気が起きない時は、根本的にやる気スイッチがOFF状態です。だからまずは実際に書き始めることで側坐核を刺激し、スイッチを起動させる必要があります。

なので最初は騙し騙しでいいので、「1行だけ書く」というアクションを取ることが重要。書くことによって側坐核に刺激が送り込まれ、おのずと筆も進むようになっていくのです。

なお書き初めは、タイトルや導入文にこだわる必要はありません。ボディコピーでもあとがきでもいいので、自分が書きやすいと思えるところから始めてOKです。まずはスイッチをONにすることを優先してください。

それでも書くのが難しい場合は、「必要な情報をリサーチする」「集めた情報を仕分けする」「パソコンを立ち上げて必要なファイルを開いて、いつでも取り掛かれるようにスタンバイする」といった「書く」に関連する内容で、取り掛かるのが億劫じゃないものから始めてみてください。

「私、スロースターターなんだよね」とぼんやり待っていても、やる気は勝手に湧いてはこないので、自分からスイッチを押しにいきましょう。

ちなみに行動経済学では「行動モメンタム技法」といって、渋々でも一度取り掛かってみると、徐々に集中力を発揮し始め、気づいたときには案外、多くのものごとを達成できていたりするものです。

 

最初は騙し騙しでいいので、1行だけでいいから書き始めるという行動に移すことが重要。やる気はいきなり生まれるのではなく、行動した後で付いてくるものなのです。

 

「心理的ホメオスタシス」が邪魔をすることを知っておく

 

「まずは行動しろ、話はそこからだ」的な話をしましたが、頭ではわかっていても、なかなか自分を変えられなかったり、行動に移すのが難しかったりするのは、心理的ホメオスタシス(=心理学的恒常性)の働きがあるためです。

簡単にいうと、現在の習慣・環境などを維持したい作用のことです。あなた自身は心から変わりたいと思っているのに、、脳が最優先事項とするのは現状を維持することです。

変化することによって、あなたが安全・安心な領域(コンフォートゾーン)から飛び出さないように、脳がストップをかけてくるわけですね。

私たちの生活や精神に安定を与えるという意味では、心理的ホメオスタシスは必要なものです。しかし、前向きな変化を求めて行動を起こそうとする際にも邪魔をしてきます。

よって私たちがなにかしらの変化を求めて行動を起こそうとすると、心理的ホメオスタシスが邪魔をしてくるという事実を覚えておくといいでしょう。

というのは、ブログや記事を書く気が起きないとき、自分の意志力の弱さを元凶としてしまうと自己嫌悪が強くなり、ますます書く気が起きなくなるからです。

そのため心理的ホメオスタシスの存在を知っているのと知らないのとでは、その時にとれる選択肢も、切り替えの速さも、ずいぶん変わってくるはずです。

 

筆が進まない時、、「あぁ、ホメオスタシスがまた邪魔してるな」と考えられる心の余裕さを持つことで、案外冷静になって思考を巡らせることができるようになりますよ。

  

記事やブログを書く気が起きないときの対処法

 

ここまでのポイントは、大きく3つです。

■ 「やる気スイッチ」こと側坐核を刺激する条件は、実際にその行動をやり始めること

■ 書く気が起きないときは、だましだましでいいので、一度書き始めるという形で、行動に移すことが大切。

■ 私たちがなにかしらの変化を求め、行動を起こそうとすると、現状を維持させようと「心理的ホメオスタシス」が邪魔をしてくる。

ここからは、わたしが記事やブログを書く気がどうにも起きないときにやっているアプローチをいくつか挙げてみます。

どれもシンプルながら効果はてきめんなので、参考にしてみてください。

  

①:5秒ルールで、長考する時間を減らす

 

「5秒ルール」とは、何かやりたいこと、やらなければならないことが発生したら、心の中で「5、4、3、2、1」とカウントダウンを開始し、「0」になった瞬間に行動へ移すというものです。

注意点は、「5、4、3…」と必ずカウントダウン式にすることです。「1、2、3…」と順に数えると5を過ぎてもそのまま続けてしまいがちで、踏ん切りがつきにくいのです。

「0」になった瞬間、それまでの悩み、不安といったネガティブな思考などは完全に切り捨てて、絶対に行動に移すと決めてください。

「5秒経ったから行動する」が習慣になると、ダラダラと長考したり、ネガティブに迷ったりする時間がおのずと短くなっていきます。

 

なお5秒ルールは、仕事中のサボりを防止するうえでも有効な対策です。

たとえば、仕事中にSNSや芸能人のブログ、ニュースサイトなんかをつい開いてしまうクセが抜けない人は、「5・4・3…」と5秒数え終わった瞬間、ページをスパッと閉じるのです。

5秒が長いと感じるなら「3秒ルール」でもいいですし、短すぎて心の準備が追いつかないなら「10秒ルール」でも問題ありません。

要は、脳(心理的ホメオスタシス)が行動を阻止しようとしてくる前に、動き出せって話ですね。

  

②:2つの締切を用意する

 

実行力が高い人は、「このタスクをいつまでに終わらせるか」という“通常の締切”に加えて、「このタスクをいつまでに始めるか」という“開始の締切”の2つを用意します。

作業を開始するまでのタイムリミットを設けることで、「この日までに情報を揃えておかないと、工数が足りなくなる」とか、「この日までにプロット(骨子)が決まってないと、初稿出しに間に合わなくなる」といった具合に、逆算思考でのスケジュールが立てやすくなるのです。

また、締切が2つあることで危機感をマシマシにでき、うっかり忘れてたとか、予定時間を過ぎてしまったといった悲しい事態を防ぐ効力もあります。

 

③:タスクを細かく区切って、マインドワンダリングを防ぐ

 

書くこと限らず作業そのものに集中できないと感じたら、複数のタスクを用意して、それぞれを5〜15分で細かく区切りながら取り組むのがおすすめです。

これによって、脳疲労の原因のひとつである「マインドワンダリング」を防ぐことができます。

マインドワンダリングとは、仕事をしている時に無関係なことを考えてしまい、集中できなくなる現象のことです。

2010年に行われたハーバード大学の心理学者による調査結果によると、人は活動時間の約46.9%で、マインドワンダリングを経験しています。つまり私たちは、1日の約半分の時間、「今この瞬間に注意を向けることができていない」のです。

マインドワンダリングを防ぐのに有効なのが、短時間で作業を切り替えるという方法です。

たとえば、時間のかかる作業の合間に、別の簡単な作業を挟むことにより、マインドワンダリングによる認知のムダ使いを減らすことができます。

要は、脳に無関係なことを考える隙をなるべく与えないようにすることで、仕事のパフォーマンスを高められるって話ですね。

  

④:プチでいいので、ご褒美を用意する

 

書くことに限った話ではありませんが、その日の目標や成果を達成できたときは、プチでいいので自分にご褒美をあげてください。脳がキャッキャッと喜びます。

これは「報酬系」と呼ばれる神経ネットワークと関係があります。報酬系は簡単にいうと、脳の中の快感にかかわる神経系のことで、喜びや達成感、ご褒美をゲットすることなどで活性化され、ドーパミンを分泌します。

これを繰り返すと「頑張ったぶん、ご褒美が出るぞ」と脳が認識するようになり、一度味わったその快感をまた味わいたくなります。すると達成するために確率の高い行動を再現しようとするのです。

その結果、目標達成につなげるための行動パターンが習慣化していくとともに、成功体験も積み重なることで自信にもつながります。

 

なお注意点は、贅沢なご褒美を日常的にしないこと。そもそもご褒美とは、一定以上の成果を挙げた時にのみ発生するからこそ有り難みがあるものです。

「プチでいいので」と強調したのは、報酬系のメカニズムとして、豪華なご褒美があるのが当然になると依存症の原因になり、抜け出しにくくなる危険性があるためです。

何をご褒美と感じるかは人それぞれですが、ポイントは「自分のなかでちょっぴりアガる」「贅沢過ぎず用意しやすい」「何回もらっても発奮材料になる」を満たすものです。

また、ちょっと頑張った程度でゲットできるような難易度では達成感も得られず、モチベーションとパフォーマンスの向上はあまり期待できないでしょう。

 

ちなみに心理学用語で、「アンダーマイニング効果」というものがあります。

これは、自身の達成感・満足感を得るため自発的に行っていた行動が、お金などの報酬を得た結果、「報酬を受けること」が、本来の目的とすり替わってしまう心理現象をいいます。

もともとは自身の好奇心や喜びのための「内発的動機」が当人のモチベーションになっていたのが、金品などの報酬といった「外発的動機」の提示により本来の目的がすり替わると、かえってモチベーション、パフォーマンスが低下してしまうのです。

 

ちなみにわたしの場合、「小分けしたバームクーヘン1片」とか「愛猫とのもふもふタイム3分」といった、ゆるいご褒美を設定してます。

プチなら依存症にもなりませんし、安心して自分にご褒美を用意してあげてください。

 

先送りにすればするほど、書き始めるのが辛くなる

 

さいごに、書く気が起きない原因の一つである「抵抗感」の話をして筆を置きます。

抵抗感が発生するのは、その行動が、他の行動に比べて「難しい」と感じたときですが、抵抗感は先送りにすればするほど、逃げれば逃げるほど大きくなっていきます。

すると「あとでやればいいや」とか「もう少し考えてからにしよう」と先送りにしたくなるのです。

しかし、最初に「難しい」と思った段階は抵抗感がまだ小さく、比較的乗り越えやすいとも言えます。なので乗り越えられなくなるほど巨大化する前に、一度乗り越えてしまうのが一番いい。

先送りにすればするほど、取り掛かるのが億劫になると心に留めておきましょう。

 

ところで、「書く気が起きない」という人の多くは、最初から完璧な文章を書かなければならない気持ちが強すぎるかと思います。

最初の1行目から、「もっといい切り口があるんじゃないか」とか「このフレーズじゃインパクトが弱いんじゃないか」とダメ出しばかりして、書き始めることを先送りにしてしまう。

そもそも書き始めの段階では、記事の精度など考えなくていい。下地をうっすら伸ばすくらいの粗さでいい。あとからブラッシュアップすればいい。

脳の仕組みのひとつに「作業興奮」というものがあります。思い当たる節がある方も多いと思いますが、不思議なことに一度書き始めてしまえば、道中のクオリティはあまり気にならなくなって、「続きを早く書きたい」気持ちのほうが強くなっていきます。

そうなると今度は、書くのを中断することに対する抵抗感が生まれるので、書くのがラクになっていくのです。

 

というわけで、記事やブログをどうにも書く気が起きないときは、だましだましでいいので、まずは一度書き始めることに全力を注いでみてください。やる気はその後に勝手についてきますよ。

  

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