【即改善】ぜい肉が多い文章を速攻ダイエットさせるリライトのコツ9選

 

過去に投稿した記事やブログを久しぶりに見返してみたら……

「長っ!」

「まわりくどいっ!!」

「わかりにくいっ!!!」

など違和感を覚えることありませんか?

 

 

私はしょっちゅうです。リライトどころか、なかったことにしたい時もあります。

そういう文章って一言でいえば「ムダが多い」。

カラダで言えば、お腹や足、背中にまんべんなく「ぜい肉」が付いてる状態です。

メタボな文章にだいたい共通しているのが、以下の3点です。

 

✔ 前置きが長すぎる

✔ 余計な内容まで伝えすぎている

✔ なくてもいい言葉を使いすぎている

 

【理由】なぜ回りくどくて、冗長な文章を書いてしまうのか

 

「回りくどくて冗長な文章を書こう」と思って書く人はいませんよね。

なのに回りくどい伝え方をしたり、なくてもいい内容まで加えたりする。

なぜか?

私は、主に2つの理由があると考えています。

 

①:書き手の不安

②:読者ファースト

 

ひとつ目が「書き手の不安」です。

自分の主張にイマイチ自信がない書き手は断定した表現を避けがち。

また、さも濃い情報であるように「盛る」傾向があります。

すると文章量のわりには薄っぺらい内容になりがちです。

 

ふたつ目が「読者ファースト」です。

「読者に有益な情報を届けたい」という意識は大切ですが、

 

これだと言葉足らずでわかりにくいかも……

これだと理由が弱くて、説得力に欠けるかも……

 

完璧に説明しようとするあまり、冗長で“黒い文章”になっていきます。

黒い文章とは、漢字やひらがな、カタカナのバランス比率が悪い文章のことです。

説明量を増やそうとすると漢字の比率も高くなり、文字がビジュアル的に黒くなりますよね。

これがぱっと見の読みにくさ、わかりにくさに繋がるのです。

 

【結論】ぜい肉が多くて読みにくい文章をダイエットするには

 

結論、削れるところは思い切って削るです。 

具体的に言うと、

読者にとって重要ではない情報は削る

なくても通じる部分は削る

これだけでも読みやすくてスリムな文章になっていきます。

 

情報は多い方が読み手に親切なのでは?

 

そう思うかもしれませんが、冗長な文章ってだけで読み手は疲れます。理解するのにも時間かかり、萎えてしまいます。

「頑張って書いたんだから」で残すのは、書き手の自己満です。

「もっとシンプルに言えないか?」を突き詰めていくと、スリムで筋肉質、細マッチョな文章になっていきますよ。

 

短い文章でも過不足なく伝わるなら、それに越したことはありませんよね。

有益な情報であっても盛り込みすぎることは、実は読者ファーストではなかったりするのです。

 

【即改善】速攻ダイエットで読みやすくするリライトのコツ9選

 

ここからは、某広告代理店の編集者・ライターの私が実践で得た知見から、文章のダイエットに効く「リライトのコツ」を紹介します。

即効性のある9つに絞ったので、身につくまでの時短にどうぞ。

 

① 余計な前置きは削る

 

読み手の気持ちを考えすぎると、前置きが長くなりがちです。

でも前置きがないと、唐突な印象を与えるのでは?

 

もちろん脈略がなさ過ぎるのは問題ですが、「そんなの知ってるよ」的な前置きで始まったら、読み手としては「だるい」です。

実際、「既にご存じでしょうが……」的な入りってだいたい退屈ですよね。

インパクトがなく、読み手に気づきや発見がない情報であれば、あえて冒頭で伝える必要性はそこまで高くないはずです。

 

WEBの文章でも書籍でも、「読みたい」と思えるモチベーションを引き出せるかどうかは、記事の導入部にかかっています。

カナダのカールトン大学の研究によると、ユーザーが訪問したWEBサイトの第一印象を決めるのにかかる時間は「50ミリ秒」だそうです。

つまり、読むか読まないかの判断ってほぼ一瞬。必要性の薄い前置きは削って本題に入る方が、骨格のあるスッキリした導入になります。

 

あと前置きが長くなるのは「書き手の都合」であることが多いです。あったほうが書きやすいから。

一度冷静になって、「その前置きは誰のためにあるのか?」を見直してみるといいかもです。

冒頭での離脱を防ぐ施策としても、余計な前置きは削るのは効果的です。

  

② なくてもいい接続詞は削る

 

接続詞は前後の文をつなぎ、導線の役割を果たします。

しかし けれども よって また そして なぜなら だから すると なので

このあたりはよく使いますよね。

 

接続詞は「ここぞ」の場面で使うと効果的ですが、前後の文章がスムーズに収まっていれば、なくてもいい場合がほとんどです。

接続詞を多用するクセがある人は、文章の流れの悪さを強引につなげようとして、接続詞に頼りすぎているかもしれません。

「その接続詞は必要?」で迷ったら、いったん全部削ってみましょう。ないと前後のつながりが悪くなるようなら残します。必要な時にだけ出てくれば十分ですよ。

 

③「という」は削る

 

「という」も使いがちですが、大半はなくても通じます。

たとえば、こんな文章があったとします。

 

・浅草橋に新規オープンしたというカフェ「ルカブルー」のキリマンジャロコーヒーが絶品ということなので、さっそく足を運んでみた。

・浅草橋に新規オープンしたカフェ「ルカブルー」のキリマンジャロコーヒーが絶品と聞いて、さっそく足を運んでみた。

同期の山本くんが支店長に昇格すると聞いた。そこでお祝いを兼ねて、久しぶりに同期会をやろうということになった。

同期の山本くんが支店長に昇格すると聞いた。そこでお祝いを兼ねて、久しぶりに同期会をやることになった。

 

上記の「という」にはあまり意味がなく、冗長さにつながっています。

文脈によってはあったほうがいいのですが、「という」を見つけたらいったん削ってみてましょう。ないと不自然なら残せばいいかと。

 

④ 修飾語(強調系)はなくてもだいたい通じる

 

修飾語もなくても問題がないケースが多いので、削れそうなら削りましょう。

個人的にそこまで意味がないと思うツートップが、「本当に」と「すごく」です。

たとえば、こんな文章があったとします。

 

A:新機種が思っていた以上に使いやすくて本当に感動しました。

B:このツールで人件費をすごく削減できました。

 

より強調したい意図はわかりますが、印象がややくどくなりますし、なくても意味合いがほとんど変わりません。

また、ビジネスシーンで「本当に」「すごく」を多用すると、幼稚な印象を与える場合があります。Bの場合でいえば、「前年より」「10%」などが強調としては適しているでしょう。

よって、なくても意味が変わらない、大差がない場合、、修飾語は削った方がスッキリして読みやすくなります。

 

⑤「思う」「思います」は削る

 

そもそも「思っている」から書くのであって、わざわざ書く必要はないかもです。

ちなみに言語学者の黒田龍之助さんが、自著『大学生からの文章表現 無難で退屈な日本語から卒業する (ちくま新書)』で、「思う」について以下のような分析をされてました。

「思う」はとても便利である。深く考えずに書き始めた文章が、とりあえず無難に終わる。なんとなくカッコがつくような気がする。さらに「思う」は相手の批判をかわす。どんな主張であろうとも、「これは私が『思って』いることなんだから、他人にとやかくいわれる筋合いはない」と開き直れる。何を「思おう」が個人の勝手なのだ。ということで、「思う」は大人気である。ひょっとしたら「思う」はか弱き者たちの「抵抗の砦」なのかもしれない。

出典:黒田龍之助『大学生からの文章表現 無難で退屈な日本語から卒業する (ちくま新書) 』

 

「思う」は断定を避け、謙虚な伝え方をするの便利なのですが、多用すると書き手の自信のなさ、責任逃れといった印象を与えかねません。

もちろん、使うなってことではありませんが、なんとなくで使っているなら頻度は減らすべきかもです。

スッキリとした印象になり、書き手の覚悟も伝わることで文章に勢いも出ますよ。

 

⑥ 「〜することができる」は短縮する

 

「〜することができる」はだいたい短縮できます。

 

私の長所は、最後まであきらめずに努力することができることです。

私の長所は、最後まであきらめずに努力できることです。

これを使えば、あなたも一週間で稼ぐことができます。

これを使えば、あなたも一週間で稼げます。

 

意味そのものはほぼ変わらず、見た目もスッキリですよね。

もちろん、「〜することができる」は文法的に間違った表現ではありません。強調したい場面などでは、こっちの方がしっくり来たりもします。

ただ、ニュアンス的に翻訳文っぽくなるというか、まわりくどい印象を与える場合もあります。

口にしてみて違和感があれば、短縮するといいでしょう。

 

⑦ 断定を避けると冗長な文章になる

 

〜らしいです 〜と言われています 〜とのこと 〜だそうです

といった推量・伝聞表現はよく使いますよね。

多くの人は自分の意見を謙虚に伝えたいので、あえて断定はしない伝え方をしがちです。

もちろん、ソースがなかったりとかで断定できない場合もあるのですが、連発されると「どこの情報だよ?」と疑われかねません。

 

私が思うに、断定表現を避けがちな人は、受け入りの情報そのまま、あるいはリサーチ不足を理由に、無意識に推量・伝聞の書き方をするのかなと。

あなたが読む側だったら、「〜です」「〜であることがわかっています」のように言い切ってくれた方が響きますよね。

根拠があるなら断言しちゃいましょう。言い切るのに必要なのは、根拠と覚悟です。

 

⑧ 本筋から脱線した内容は削る

 

・参考までにお伝えしておきたいのですが、

・これは余談なのですが、

・ちなみにこんなエピソードもあるのですが、

 

こんな感じのフックを入れて、本筋から脱線した内容に続けるパターンもありますよね。

多少脱線しても読者に有益な情報、補足となっていれば問題ないのですが、「なくてもいい」内容になっているなら問題かもです。

本筋からズレた内容は、読み手からすると不自然な印象に映り、余計な誤解を与えてしまうこともあります。

読み返してみて、「脱線させてまで伝えることじゃないかも……」と迷ったら、必要性はないかもです。

   

⑨ 言い訳言葉は、書き手の保身に映りイラッとさせる

 

「言い訳言葉」とは、こんな入り方ですね。

・あくまで一個人の意見であるのを強調したうえで、ご理解いただきたいのですが、

・もちろん、私と異なる意見をお持ちの方もいらっしゃる前提でお話しますが、

 

丁寧で謙虚な切り出し方なのに、なんかイラッと来ませんか?

不特定多数に向けて主張することは覚悟が要ることですが、言い訳言葉が悪目立すると、主張に「逃げ道」を用意した保身と映る場合もあります。

 

えっ、そんなつもりで入れてないんだけどな……

 

読み手には「それっぽく見えてしまう」こともあります。

せっかく有益なメッセージでも、濃度が薄まって伝わりにくくもなってしまうので、削れるなら削りましょう。

それに言い訳言葉で1クッション入れないと書けない内容ならば、覚悟やリサーチも足りていないのかもしれませんよ。

 

お疲れさまでした。

気になった項目は、もう一度おさらいしてみてください。

 

 

今回は、ぜい肉の多い文章を速攻ダイエットさせるリライトのコツを、9つに絞って紹介しました。

これらを意識して整えるだけでも、けっこう引き締まって印象が変わるはずです。即実践して実感してみてください。

ご精読ありがとうございました!

 

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HiraQ編集者/WEBライター/WEBデザイナー
都内の某広告代理店に勤務。Web広告の編集やライティング、デザインに従事。ブログでは主に、Webライターやブロガー、Webデザイナーに役立つ記事をゆるく発信してます。出身は山梨、いて座のO型、猫派。サッカー好きのPSGサポです。