書くのがしんどいライターにオススメしたいコラム5選【モチベ確保も仕事のうち】

  

書くのが好き、楽しいって人でも、定期的にはまるのが「書くのがしんどい」という沼。

特にブログや記事広告を書き始めたばかりのWEBライターは、けっこうな頻度でズブズブしてるのはないでしょうか。

 

本記事では、某広告代理店の編集者・ライターである私が、「書くのがしんどい」に陥った時にオススメしたいコラムを実践で得た知見から紹介しています。

 

 

駆け出しライターの私は、毎日「書くのがしんどかった」

 

スミマセン、紹介する前にすこしだけ私の話をしますね。

私のライターとしてのスタートは某メディアサイトでの広告ライター。もともと営業職からの異動でぶっちゃけ成り行きだったんですよね。

ライティングの講習とかは別になくて、既存記事や先輩ライターの書き方を参考にしながら見よう見まねで書いていました。

 

売れてる教本を読んでも、モチベーションは上がりづらい

 

当時は「こう書けばバズる!」的なタイトルの教本を、浅く広く読み漁っていました。

たしかに知識自体は増えるのですが、当時の私は「書くのがしんどい」の沼に毎日ズブズブってる状態。

「うまく書けるようになりたい」のもそうですが、「書いてて楽しくない」に苦しんでいました。

 

カクノガシンドイ、タノシクナイ……

 

メンタルがそんなんですから、売れてる教本を読もうが、先輩のアドバイスを聞こうが、なかなか染み込まなかったんですよね。

 

書く気力が起きないなら、書くことから離れるのもいいけれど

 

モチベーションの高め方は人それぞれ。書く気力が起きないときは、いったん書くことから離れてみるのもいいでしょう。

でも私は生粋の絹豆腐メンタル。距離を置いたらますますダメになりそうで、沼から抜け出せずにもがいていました。

そこで「書く楽しさアゲイン」のために、以下のことをやっていました。

 

✔ 読んでいてストレスを感じない文章 に触れる

✔ 癒される、励まされる、心が揺さぶられる文章 に触れる

✔ 「こういう例えや言い回しができるようになりたい」と思う文章 に触れる

 

「なんだ、そんなことか」って感じでしょうが、書くのが好きなら「読むのも好き」なわけです。

「書くのがしんどい」ときは活字自体見たくないかもですが、好きな作家やブロガー、コラムニストの文章に触れるぶんにはストレスは少ないと思います。

そこで書く楽しさを再認識するとともに、「文章力のスキルアップにもつながる」にも当てはまったコラムが、今回紹介する5選です。

 

私のチョイスが「書くのがしんどい」沼から抜け出すとっかかりになればうれしいですが、大切なのはあなた自身が「ラク」で「好きだなぁ」と思える文章に触れることですよ。

 

「書くのがしんどい」ライターにオススメしたいコラム5選

 

①:おとなの小論文教室。(山田ズーニーさん)

 

文章表現・コミュニケーションインストラクターの山田ズーニーさんが『ほぼ日刊イトイ新聞』にて長期連載中のコラムです。

自分の頭で考え、自分の想いを自分の言葉で表現したいという人に「考える」機会と勇気、小さな技術を提供してくれる読み物です。

私は当時、山田さんの著書『伝わる・揺さぶる! 文章を書く』に感銘を受け、コラムも読むようになりました。

 

最近の投稿でとくに印象深かったのが、悲しみを抱いた人には敬意を払え です。

一部引用(中略)して紹介します。

理由が“わからない”、その空白に詮索・憶測が入り込む。

休む時は憶測を生まないようにしないとな。

あの同期の中に、“休んでいる=うまくいってない”という憶測、さらに、

「うまくいっていない人を下に見る」目線があった。

私が辛くなってるんだろうと、手を差し伸べてやらなきゃと、だったら気安く接していい‥‥そんな上からの目線。

そう気づいて、はっ! とした。

>> 全文を公式サイトで読む

 

【出典】おとなの小論文教室。:Lesson1019 悲しみを抱いた人には敬意を払え

 

ざっくりいうと、自分の安直な気持ちで辛い状況にいる人に馴れ馴れしくしたり、上から目線でアドバイスをしたりするなって話です。

私も過去に似た経験があり「この違和感は何だ?」とずっとモヤモヤしてたのですが、核心を突かれ、霧を晴らしてくれました。

人の不安や悩み、痛みを、どんな言葉で表現したら、もっと伝わる?

私も日頃そんなことを考えている一人なので、第一線のスペシャリストの表現力には尊敬の念を抱かずにはいられません。

>> おとなの小論文教室。(公式サイト)

 

書籍化もされてます。おすすめです。

 

②:午後3時のしいたけ.相談室(しいたけ.さん)

 

人気占い師で作家のしいたけ.さんがAERAで連載中の、老若男女のお悩み・人生相談に、すっと心が軽くなるアドバイスをお届けする人気のコラムです。

私は占いにはあまり興味がないほうですが、しいたけ.さんのメッセージには引き込まれちゃうんですよね。

以前に『AERA dot.』のインタビュー記事で、しいたけ.さんがおっしゃっていたことが印象に残っています。

良い人生相談の回答者って、やっぱり質問とか相談者の前でカッコつけていない「裸」を見せられる人なのだと考えています。回答者が「正直、こういう回答が合っているかわからないんです」という人は信用できる。「あー、その問題はね」とカッコつけちゃう姿勢は、回答者だけが気持ちよくなるだけで、あんまり役に立たない。

AERA dot.「悩み」はその人の大事な「価値観」である 「午後3時のしいたけ.相談室」が書籍化(中略)

 

最近の投稿だと、親友と気が合わなくなったのは「大人の階段」の一部 悲しみと思い出に浸る時間を の回がお気に入りです。

一部引用(中略)して紹介します。

人生の一時期、一緒の物語を共同作業で作れたということは、それだけでとても尊いことだと僕は思います。一生涯のつき合いではなかったかもしれないけど、一緒にお互いの物語を作り合ったはず。そういう濃い関係、何でも話せる関係でいられたことはやっぱり奇跡だと思うし、尊いですよね。

こういうとき、しっかり悲しみに浸る時間も大事にしてみてください。思い出に浸りながら一人で飲みに行くとか。その切なさの時間にきちんと入ってほしい気がします。

>> 全文を公式サイトで読む

 

【出典】午後3時のしいたけ.相談室:親友と気が合わなくなったのは「大人の階段」の一部 悲しみと思い出に浸る時間を

 

自分の体験と重なるところもあり、思わず涙ぐんでしまいました。「切なさの時間にきちんと入ってほしい」という表現、刺さりますね。

>>午後3時のしいたけ.相談室(公式サイト)

 

書籍化もされていて、AERAの連載の再録に加えて書き下ろしコラムや旬の芸能人との相談対談なども収録。ボリューム的にもおトク感がありますね。

 

③:西野亮廣ブログ byAmeba(西野亮廣さん)

 

西野さんに対する私のイメージは「多動」です。

お笑いから絵本・書籍の執筆、ブログやオンラインサロンの記事、Voicy、YouTube、展示会、講演会、劇団の練習、雑誌のインタビュー、テレビ収録まで。行動量がエグすぎますよね。

当時、西野さんの圧倒的な多動ぶりに驚愕し、「自分なんて甘々だな」「言い訳してる自分ダサいな」とケツを叩かれました。

才能や先見の明はもとより、誰よりも行動したからこそ結果を残し、マーケティング、ライティング、コミュニケーションスキルなども磨かれていったのだと思います。

 

西野亮廣ブログで私のお気に入りの記事は、 一兎を追って一兎も得れないヤツが「二兎を追う者は一兎をも得ず』と言う です。

一部引用(中略)して紹介します。

多数派の声に流されちゃダメだ。多数派は、大昔に勝って、今は負けているから多数派なんだよ。

僕はキミよりも大きな挑戦を、キミよりも速く仕掛けることで、キミの前を走るよ。

追いつかれた時は潔く子分になるので、一声おかけください。

頑張ってね。

負けるなよ。

>> 全文を公式サイトで読む

 

【出典】西野亮廣ブログ:一兎を追って一兎も得れないヤツが「二兎を追う者は一兎をも得ず』と言う

 

「追いつかれた時は潔く子分になる」のくだり、ユーモアもあって好きです。

あこがれの先輩・上司からの激励のような親しみやすさが感じられることで、「上から目線」のニュアンスが薄まり、読後の清々しさにもつながっています。

私が言うまでもなく、西野さんの文章スキルはめちゃくちゃ高いです。

ロジカルな文脈構成に、読み手の興味を引き込む独特の語り口。さらに自然なマネタイズも巧みで勉強になります。

>> 西野亮廣ブログ by Ameba(公式サイト)

 

「西野のコラム? なんとなく読みたくねーな」って人もいるでしょうが、なんとなくアンチというのはけっこう損失じゃないかなって思います。

ここでは入門用に、名著『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』を推しときます。

 

④:編集手帳(読売新聞)

 

新聞のコラムを読んだり書き写したりするのは、語彙力を増やし、文章力を磨くのに効果的なトレーニングになると思います。

時事ネタから暮らしの話題まで内容が毎日変わるので飽きませんし、筆力に優れたベテラン記者たちが短い文字数でわかりやすく書いています。

「老若男女に伝わる文章」を学ぶのにはうってつけです。

 

朝日新聞の『天声人語」や毎日新聞の『余録』など題材は好みでいいですが、個人的には読売新聞『編集手帳』がオススメ。理由は主に3つです。

①:扱う題材は身近なものが多く、感情移入しやすい

②:エッセイのようで読みやすい

③:文字数が約460文字と他紙より短い

短い文字数でわかりやすく伝えるには高度な構成力・要約力・文章力が必要なので、それだけ密度も濃いのです。

>> 編集手帳(公式サイト)

 

当然ですが、コラムを読むには読売新聞の購読(有料)が必要です。

まずは本(傑作選)で読んでみて、「これなら続けられそう」と思えたら購読を検討してみてはどうでしょうか。

 

ちなみに、人気声優が編集手帳を朗読するYou Tubeチャンネルがありますよ。

 

⑤:WORDSの文章教室(竹村俊助さん)

 

WORDSの文章教室』は、株式会社WORDS代表取締役で編集者の竹村俊助さんが、noteに投稿しているチャンネルです。

竹村さんはこれまで、クリエイティブディレクター 佐藤可士和さんの著書『佐藤可士和の打ち合わせ』や、SHOWROOM株式会社代表取締役社長 前田裕二さんの著書『メモの魔力』など数多くのベストセラーを手掛けています。

そんな超スゴ腕の編集マンが、伝わる文章の書き方からSNS集客の知識、書けないときの対策法まで、有料級ノウハウを無料で公開してくれています。

 

なかでも私が「腹落ち」したのが、「いい文章」を書きたいなら「いい文章」を書こうとしてはいけない の回です。

一部引用(中略)して紹介します。

いい文章を書くには、いきなりいい文章を書こうとしないこと。下手でも意味わかんなくてもとにかく書きなぐる。ぼんやり思っていることをまず吐き出してしまう。

その「言葉の塊」を今度は客観的に見てわかりやすく整えて編集していく。少しずつ削って最高の輪郭にしていく。一発で美しい彫刻は生まれない。

小説家やエッセイストは「才能の世界」なので全員がなれるもんじゃない。だけど、編集者は出版社やメディア企業に入れば多くの人ができてしまう。

つまり、多くの人は他人の文章を直したり指摘したりはできるということ。文章を書くときも「執筆者」と「編集者」を一人二役でやればいい。主観と客観の往復をすればいい。

>> 全文を公式サイトで読む

 

【出典】WORDSの文章教室:「いい文章」を書きたいなら「いい文章」を書こうとしてはいけない

 

──「執筆者」と「編集者」を一人二役でやればいい。主観と客観の往復をすればいい。

これって普通なことに思えるかもですが、当時の私は「目からウロコ、ぽろり」でした。

 

自分の文章って客観視しづらい。「中立視点で書いてる」つもりでも、なかなかできていないものです。

私の場合、「自分が読者なら面白いと思うのか?」「それが読者が本当に知りたいことなのか?」といった視点が欠けていたことに気付かされました。要するに「自分よがり」な文章を書いていたんですよね。

WORDSの文章教室』は文章術に加えて、書くための思考法・メンタルに関した内容も豊富で非常に読み応えがあるのでおすすめです。

>> WORDSの文章教室(公式サイト)

 

ちなみに、上記noteの内容を踏まえて書籍化された『書くのがしんどい』は激推しの一冊です。

 

ご察しのとおり、本記事のタイトルはこちらのインスパイアです。(笑)

 

「書くのがしんどい」になる前の努力・工夫も仕事のうち

 

 

プロの書き手でも「書くのがしんどい」の沼には定期的にはまるものです。

「好き」「楽しい」だけで書き続けるのは難しいですが、そのキモチを維持することが良質なガソリンになる。

だからこそ、「書くのがしんどい」になる前の努力・工夫も仕事のうち。心理学で「内的動機づけ」ともいいますが、「好きこそ物の上手なれ」ということわざもあります。

そんなとき、以下のような行動だけで前を向け、道が開けたりもします。

✔ 読んでいてストレスを感じない文章 に触れる

✔ 癒される、励まされる、心が揺さぶられる文章 に触れる

✔ 「こういう例えや言い回しができるようになりたい」と思う文章 に触れる

 

「沼」にはまって、抜けて、またはまって、また抜ける。徐々に耐性がついていき、抜け出すのにかかる時間も短くなっていきます。

「書くのがしんどい」の沼にはまるのはよくあることだと割り切りつつ、そういうときこそ、「楽しい」「好き」の気持ちを大切にしたいものですね。

 

最後は精神論みたいになっちゃいましたが、書くテクニック以上に、行動を止めないためのモチベーション確保が大切ですね。

 

「読んでみたくなったかも」と思ったコラム、もう一度チェックしてみてくださいね。

 

長くて読むのしんどかったですよね……。

なのに最後まで読んでくれたあなたに感謝です!

  

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ABOUT US
HiraQ編集者/WEBライター/WEBデザイナー
都内の某広告代理店に勤務。Web広告の編集やライティング、デザインに従事。ブログでは主に、Webライターやブロガー、Webデザイナーに役立つ記事をゆるく発信してます。出身は山梨、いて座のO型、猫派。サッカー好きのPSGサポです。